郵政事業は、
赤字が当然の郵便部門
黒字が当然の金融・保険部門
という2本立てで成り立っていました。
郵政民営化によって、この2本は分割されました。
なぜ?分割されたのか?
今まで2本立てであわせ技でなんとかやっていた(別に採算は取れなくても良い。国営だったから)
それなのに、分割されました。
それは、黒字部門が民営化されたとき、株を買いたかったからですね。
経営が健全な黒字の事業であれば、当然のごとく株価が上がります。
しかも、事業としてみたらお荷物だった郵便事業が切り離されたわけですから
これによって竹中平蔵を始めとした、この構図が見えていた人たちは
大きく利益を得たと言われているそうです。
どう思いますか?
郵政民営化はなんのために行われたのでしょうか?
今でも日本郵政は国営に戻したほうがいいという声があります。
私もその声に賛成です。
何でもかんでも民営化するのは問題があります。
宮城県は水道事業の民営化が進んでいます。
おそらくこれによって宮城県の水道料金は知らず知らずのうちに
値上げが繰り返されていくでしょう。10年も経った頃には今の数倍
という価格になっているかもしれません。
民営化の波は私たち国民がストップをかけていかないといけませんね。