こんにちは、佐藤です。
しばらく潜っていましたが、春休みを満喫していました。(笑)

新年度になりましたね。
新しい小学生が来週から歩き出します。

さて、子供は視野が狭いと言われます。
一体どれくらいの違いがあるのでしょうか?

小学1,2年生くらいの男の子と成人女性の視野は倍くらいの差があるとも言われています。

性別によっても異なり、男の子は女の子より視野が狭いです。
さらに、男の子は動くものに興味を示すと目で追ってしまいます。

するとただでさえ狭い視野がさらに狭くなります。
実は、小学生低学年の交通事故の割合は、女の子より男の子のほうが二倍程度高いそうです。

例えばボールが転がっていってしまったら、ボールを追ってしまう。
その際、周辺を認識することができない(周りが見えない)ので、車が来ていたら事故になってしまう。

ということです。

女の子の視野は男の子より広く、平面視野が広いので、周辺認識能力が高いです。
ですから、事故率は男の子より低くなっています。

新しく通学を始める男子小学生の保護者の方は良く注意をしてください。

約束事としては、急に走らない、急に曲がらない(走りながら曲がらない)
という感じの約束事が子供にもわかりやすくて良いかと思います。

車に気をつけなさい、とか、走っちゃダメ、というのは
言葉として子供に響かないのであまり効果がありません。

できるだけ分かりやすい言葉と、ちょっとゲーム感覚的な言葉を使うと興味を示してくれやすいかと思います。

さて、そんな「視野」についてですが、どうして年齢・性別によって異なるのでしょうね?

というお話です。

目ン玉に違いってあるのでしょうか?
目玉は目玉で同じだと思いますよね。みんな同じように見えていると思ってしまいます。

ですが、年齢と性別によって目の見え方は異なります。

一つは、機能的な問題です。

例えば、歳をとると加齢現象で目玉の機能が衰えます。
それによって視野も狭くなっていきます。

そう、お年寄りも視野が狭くなっています。
気をつけるようにしてくださいね。

そして、もう一つは、脳の制御系によるものです。

視覚や聴覚、嗅覚などの感覚は、脳が制御しています。

例えば男性は集中すると周りの音が聞こえなくなります。
これは、耳では聞こえているのですが、脳が音に反応しない状態です。

もしくは、必要な音以外は聞こえない状態にもなります。
これは、狩りに出かけた際に、獲物の音だけを聞き分ける必要があるからですね。

同じように視覚、目玉も同じようなことが起こっています。
目玉本来の性能って、男も女もほとんど同じです。変わりありません。

でも、目から入ってくる情報を脳がどのように処理をするかで
見え方は変わってきます。

男性は獲物を追うように出来ていますので、
動き回る獲物を逃さないように追い回せる視覚能力を持っています。

だから、全体の把握は苦手です。
冷蔵庫に何が入っているのかを把握するのは難しい。

バターはどこにあるんだ?と一年中言い続けるわけだし、
本棚に目的の本があるのを探すのも一苦労なわけです。

女性の場合は木になっている果物などを採ったり
周辺に不審なものがないか、周辺に危険は迫っていないかなどを把握するために
全体を見渡す視覚能力を持っています。

逆に、動くものを追うことや、幅や奥行きを認識することが苦手です。

車の運転は基本苦手、部屋の模様替えをすると必ず物をあちこちにぶつけます。

このように、持っているハードウェア(物)は同じでも、性能はソフトウェア(脳)で変わってしまうわけです。

だから、目や耳、鼻など同じ感覚器官を持っているのに、人によって感じ方が異なるわけなんですね。

「男と女は違う」私の永遠のテーマでもありますが、

男性は2,000年前と変わらないハードウェアとソフトウェアを持っています。
女性も2,000年前と変わらないハードウェアとソフトウェアを持っています。

男も女も本質は根本は昔と何も変わっていないので
お互いに必要な能力を発揮するように脳がコントロールをしています。

お互いに、同じように思っているような気がしたり同じように感じているような気がしてますが
実はそこはちょっと違いがあります。

そのちょっと違う部分に気がつくことができたら、人生はとても面白いものになります。

→ 第13話:「筋肉ダイエット器具が全く効かない件」

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