「あなたにないものはパートナーが持っている」

ビジネスパートナー、お笑い、夫婦、カップル…
様々なところにパートナーという関係が存在しています。

それと別に友達、コミュニティの仲間なども存在します。

人間は基本的に不完全で、例えば男と女が対になることで一人前になります。
男だけでも女だけでも生きていくことができません。
対にならないと十分に生活することもできませんし、子孫を残して生き継いでいくこともできません。

仕事上のパートナーも同じです。
何らかの目的を成し遂げるために人は一人でなく二人やそれ以上のチームを作って行動をします。
その際に重要なのは、自分と同じ能力を持った人は必要ない、という点です。

同じ能力を持った人とタッグを組む意味は?
特にないですよね。

つまり、目的を持ったパートナーは、自分と違う能力を持った人になり
目的のない交友関係はただの友人・知人・知り合い、となります。

私たちは多くの場合、無意識にこの分類を行っています。

ですが、稀にこの分類を間違ってしまう人もいます。
それは、友達と一緒に仕事をしようとしてしまうことです。
気の合う仲間、楽しい友人、同じ意見を持った知人。。。

自分と同じ種の人と一緒になってビジネスをしようとしても良い結果は見込めません。
同じ能力をいくら掛け合わせても1×1にしかならないからです。

違う能力を持ったパートナーは、あなたと違う能力・考え方・意見・視野などを持っています。
ですから、意見が合う人というわけではありません。
例えばあなたが行動力が豊かでリスクを好む性格だとしたら、パートナーはリスクを冷静に客観視できて行動抑止ができる人になります。
反対の能力を持っているので、意見は食い違いますし、むかっ腹が立ちます。(笑)
そこで重要なのは、異なる意見を尊重する考え方です。

自分にない考え方を表現してくれることに理解をして尊重することに価値があります。

ビジネスにおいてパートナーとの議論で意見を出し合った際、どのような判断が良いでしょうか?
それは、ケースによります。

若い会社が業績を伸ばしたいと思ったら、行動力があってリスクを取る人の意見に耳を傾けるべきです。
大きく業績を伸ばすにはある程度のリスクがどうしても必要だからです。

反対に、老舗の会社が事業を長く続けていきたい、という場合は、
冷静にリスク管理ができる賢い人の意見に耳を傾けると良いです。
不必要なリスクは避けていくことがブランド維持には重要と考えられるからです。

では、老舗の会社の経営が傾いていて再起を図りたいときは、どうしたら良いでしょう?

答えは、行動力があってリスクを取る人の意見を積極的に取り入れることです。

 

人間はリスク管理がとても上手です。
人間社会にはリスクを好む人、リスクを嫌う人、リスクを避ける人など
たくさんのタイプの人がいます。

たくさんのタイプの人がいると、集団で意見を出し合った際に
リスクを顕在化させることができます。

そして、顕在化したリスクを皆で共有することができるわけです。

つまり、リスクを好む人、嫌う人、避ける人、
どのタイプが良い、悪い、ということではなく、全てのタイプに意味がある、ということです。

リスクを好む人ばかりが集まると、みな事故って自爆する可能性が高いです。
リスクを嫌う人ばかりが集まると、成長できない可能性が高いです。
リスクを避ける人ばかりが集まると、全く前に進みません。

身近でとても重要なパートナーは夫婦です。
夫婦も当然、異なる能力を持った相手です。

多くの場合、男は男性的な考え方で物事を考え
女は女性的な考え方で物事を考えます。

そして男と女は異なる意見を出し合います。

以前は男は男で集団を作り、女は女で集団を作っていました。
ですから、男と女の意見が異なることは大した問題にはなりませんでした。

しかし時は現代、令和の時代の家族の多くは核家族です。

男は一人、女は一人。
意見を出し合うとちょうどよく対立するような意見が出てきます。
異なる能力に惹かれ合った関係なので、当然、意見は食い違うわけです。

恋愛の愛情は3、4年もするとなくなります。
その後、ギスギスした夫婦関係が増えているのは核家族化のせいなのかもしれません。

ダウンタウンの二人は全く異なる性格です。
新しいチャレンジが好きで人の面倒をよく見る松本人志と
根っからのリスク嫌いで人付き合いをあまりしない浜田雅功。

ボケ担当は声が低くゆっくりしゃべる、どちらかというと筋肉質
ツッコミ担当は声が高く話が早い、どちらかというと筋肉なし

夫婦漫才と言われますが、コンビは凸凹感がしっかりしていると人気が出やすいです。
同じタイプがコンビを組んでも全く面白くないです。
それと、もしボケとツッコミが逆になったら、それは面白くないです。

 

あなたのパートナーはあなたとは異なるものを持っています。当然ですが、違うから違和感を感じたりむかっ腹が立ったり、イラついたり、喧嘩したりすることは多々あるでしょう。
 
ですがそこには、あなたにはない能力がある、と言うことが分かれば、納得できます。
 
違う能力を持ったパートナーをぜひとも大切にしてあげてください。

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